公益社団法人日本通信販売協会 理事 柿尾正之氏 インタビュー「通販業界におけるJADMAの役割と、日本の通販のこれから」

公益社団法人日本通信販売協会は、1983年に設立された通信販売業界を代表する公益法人です。
アフターケアの徹底、広告表現の適正化、通販110番での相談などを、消費者団体や、官公庁の消費者窓口などと協力して進めておられます。
本日は、公益社団法人日本通信販売協会 理事 柿尾正之氏にお話を伺います。

通販におけるJADMAの存在

小野崎

JADMA様はどのような経緯で設立されたのですか?

柿尾

1983年に設立されたので、来年でちょうど30周年になります。
今でこそ多くの方が通信販売を利用されていますが、当時はまだまだ小売業の中で非常にニッチな存在でした。ですので、アレルギーと言いますか、通販で商品を買うことを堂々と人に言える状況がなかったと思うんですよ。それに一般の店舗販売と違って、商品も売っている人の顔も見られないので、とにかく信用性が大事で。
そのような背景を受けて、経済産業省(当時:通産省)と業界が話し合ってJADMAが設立されました。JADMAは設立当初から消費者保護と自主規制の団体として活動しています。

小野崎

柿尾様がJADMAに入られたきっかけは?

柿尾

僕が入ったのは協会ができて4年目の時ですね。
もともとは流通関係のコンサルティングの仕事に就いていたのですが、ある先生から
「アメリカは今通信販売がすごいんだ。これからは日本でも通販が非常に発達するんじゃないか」
と言われたのがきっかけでした。

小野崎

JADMAの会員になられる会社様にはどのような特徴や傾向がありますか?

柿尾

昔は通販を専業としている会社様が主だったのですが、通販が広まるにつれてメーカーや卸やいろいろな業種が通販をやるようになってきたので、会員様の業種も様々になってきました。
今では簡単にインターネットで店舗が開けるので、企業でなくても主婦でもできますし、通販が一つの業界ではなく手法として広まったということが、他の小売りにはない特徴だと思います。

柿尾

JADMAのもう一つの機能として大事なことは、通販110番という相談窓口があることです。企業と消費者間で解決しきれない相談を受けて、両者の間に立って中立公正なジャッジメントをしています。

小野崎

そういった窓口があると、みなさん安心して通販で買い物ができますね。

柿尾

そうですね。
だからもっと利用して頂きたいですね。会員の皆様にはJADMAのロゴマークを付けて頂いているのですが、まだまだJADMAを知らない人も多いので、もっと広めていきたいです。ですので、テレビコマーシャルを出したり、広報にも力を入れています。

小野崎

会員様がJADMAマークを付けるメリットは何でしょうか?

柿尾

やはり信用性・信頼性ですかね。
消費者側からすると、商品は面白くても、販売元が知らない会社だと不安になるんですよね。
そういう時にマークがあると、消費者は安心して買い物ができます。通販というのは信用販売というところがありますので。

小野崎

JADMAマークが信頼の証なのですね。

柿尾

そうなんです。
通販は商品を手に取って見る事ができないので、消費者は広告の情報を信じるしかないんですよね。
もちろんマーケティング的に買いたくなるようなコピーや紹介文は必要ですが、消費者が本当に知りたい情報が書かれているとか、かゆいところにも手が届く説明があるとか、そういった安心感も必要ですね。
そこにプラスしてJADMAマークが入ることによって、よりお客様に安心してお買い求め頂けるというような存在感を確立したいですね。

小野崎

テレビコマーシャルはすごくインパクトがあって、知名度が上がったのではないですか?
だんだん浸透してきていますね。

柿尾

ありがとうございます。

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