掲載日[2006年9月20日]
地元山梨に本社を構える食品メーカーが抱える物流課題は賞味期限の機械的な管理と出荷ミスの撲滅でありました。卸、小売の物流機能が高度化しているので、食品メーカーとして物流付加価値サービスを提供することが取引上重要となってきています。こうした背景の中物流に強いシステム会社2社からWMSの提案をもらいました。コスト面ではシーネット社は高いものでありましたが、導入実績の豊富さからくる信頼感は絶大であったためにシーネット社のヒマラヤを選択しました。
当時荷主サイドでは現場の改善業務が盛んに行われていましたので、業務改善要望に対する柔軟なカスタマイズ対応の可否もポイントの1つでした。
課題であった出荷ミスに関してはほぼゼロに近い運用を実現できました。その理由は以下の通りです。
もうひとつの課題である賞味期限管理は、入庫時に現物の日付を大画面で見やすいPDA画面から入力できるのでリアルタイムに賞味期限付きの商品在庫を入り口でまず管理できます。1日の終了後に荷主より賞味期限の入庫実績リストがFAXされてくるので二重チェックで精度を保ちます。出荷時は先入先出のルールに基づいてヒマラヤサーバーが自動で指定しますので、作業指示時にミスは発生しません。作業時も指定されたロケーションでバーコードチェックをかけているのでミスを現場作業でも防ぐしくみとなっています。
現場で何か在庫情報を知りたいとき、無線PDAの在庫照会機能のお陰で、事務所に戻って確認する作業をする必要がないので、手間のかからない効率性も精度が高い要因のひとつではないかと考えています。

1年の中での時期や1週間の中での日によって作業量にバラツキがある中で、多忙な日は出荷の締め時間まで逼迫することもありますが、システムが安定的に稼動しているのでトラブルなく日々運用できています。物流業務受託以来3年が経過しようとしていますが、その間荷主との信頼関係が築け、全ての拠点に山梨貨物自動車社の出荷業務を担当する社員を派遣するまでになりました。複数の拠点にも同一のしくみにて高い在庫・出荷精度を実現できるはずなので、荷主に対してシステム導入を積極的に提案していければと考えています。
またヒマラヤは現荷主対応のみならず他荷主でも同一の機能を提供することが可能であるので、他荷主も管理レベルの高い運用を提供できていくはずです。