ピッキング作業をボイスシステムで運用、効率30%アップを実現 :和平フレイズ

ピッキング作業をボイスシステムで運用 、効率30%アップを実現

利用サービス
会社概要
社名
和平フレイズ株式会社
本社所在地
〒959-1292 新潟県燕市物流センター2 丁目16 番地
創立年月日
昭和36年7月
従業員数
280名
事業内容
家庭用品・調理用品・インテリア用品・生活雑貨の企画販売
主要取扱製品
フライパンや鍋類等の家庭用調理用品

和平フレイズ株式会社は、物流拠点を新潟県燕市に置く日本を代表する上質な家庭用調理用品を企画・製造・販売するメーカーです。同社は、創業以来50数年に渡り常に料理をするお客様に耳を傾け多種多様なニーズに対応し、工夫とアイデアをもとに多くの調理用商品を世に送り出してきました。自社物流倉庫も構え、4,000坪クラス2棟からなるエリアより、全国に向けて発送が行われています。
今般、市場環境の変化に対応する事業拡大、高度な物流戦略を実現する目的で、“お客様サービス向上と庫内物流の効率改善” の基盤作りのためにWMSを導入、より効果的な方策として音声認識システムとハンディターミナルを付加したシステムを完成させました。音声認識システムはピッキング作業に対応し、シーネットのパートナーであるトーヨーカネツソリューションズ株式会社(以下「TKSL」)が施工しました。物流体制再構築の今後を担うシステムとして、導入の期待値が大きい音声認識システム採用の経緯・導入効果・今後の展開をお伺いしました。

導入の経緯

導入のきっかけ ―作業効率化やデータの見える化により、物流を改善・拡大したい

以前は、現場作業は紙のリストで行っていました。物流専門家からは性能や内容の質は高度であると評価を頂いていましたが、生産管理や進捗管理のデータがリアルタイムに入手できないため、改善活動の目的である“見える化”、つまり数値で捉える改善が出来ない状況にありました。特に物流コスト管理は未開拓な範疇であり、すぐにでも取りかからなければならない環境にありました。
また、取り扱う商品の特性は嵩物といわれる扱いが難しいカテゴリーで、注文はバラ物が多く、形状や重量、材質は様々で6,000~7,000 アイテムあるため、各作業の生産性は低くなりがちで、日々7,000件の出荷がやっとの状況でした。
さらにピッキングや仕分作業では取り違えミスやピック数ミスが多分に発生し、作業も両手が使えず手間がかかる等の問題がありました。今後の事業拡大にはこの問題の解決が物流のキーポイントであると考えていました。
問題の解決と今後の事業拡大を鑑みて物流管理を充実するため、他の企業の物流センターを見学した際に、音声認識システムと出合い、作業・管理の有効性確認の検討が始まりました。検討の結果、ピッキングにおいてハンズフリー・アイズフリーでの作業は有効であり、さらには作業状況がリアルタイムにデータ化されるという点も要望と合致したため、音声認識システムの採用を決定しました。

システムへの要望 ―出荷の波動にも対応できるシステム

作業のスピード化による時間短縮ができ、出荷遅れを起こさない、且つピッキングミスの削減が可能なシステムであること、またリアルタイムに作業データが取れ、”見える化“管理の実行が図れるシステムであることを求めていました。
また、出荷の波動が大きく、曜日変動や月間変動で日々負荷調整のやりくりに苦労しており、進捗状況を見て人員の配置調整を行う他、状況に応じ事務部門の応援を得て出荷をするシーンも多々あったため、波動対応にも容易なシステムであることも求めていました。

TKSL(シーネット)を選んだ理由 ―誰にでもオペレーションが容易な“不特定話者方式” が運用に適していた

数社より提案を頂き、要望に合致した提案を頂いたTKSL(シーネット)のシステムを導入しました。特に波動対応として、事前の声の登録が必要なく誰にでも容易にオペレーションができる“不特定話者方式” のシステムである点が適しており、選定の決め手となりました。
導入のスタート時はうまく運用ができる水準まで持っていくために時間をかけてオペレーション教育を行いましたが、発声、個人のオペレーション理解力で問題が発生した時点でもTKSL 及びシーネットが快く解消のサポートをしてくれたため、完成度をあげることができました。

導入効果

運用開始3か月で出荷ミス1/20万以下をクリア

以前のリスト作業の際は、リストの指示を目で見て、ロケーションやアイテム、数量などをピッカー自身が脳裏で判断し確認を行っていました。しかし音声認識システムでは、音声によって指示がされるため、ピッカーは素早い判断と行動ができるようになり、さらにピッキング時に商品のバーコード照合を行う事により、ピッキングミスが解消されました。実際に出荷ミスクレームは、システム導入3か月経過時点で1/20万をクリアしており、次の目標を決めて更なるステップを目指しています。

ハンズフリーとロケーション整備の効果で生産性向上、作業時間30%削減

ハンズフリーによる生産性向上はもちろんですが、実際、それだけでは効果は十分に発揮されません。せっかく両手がフリーな状態であっても、ピッカーの歩行距離が長かったり、運搬に手間がかかっていては作業時間短縮や効率化は実現できません。そこで、庫内のレイアウトとロケーション配置を念入りに検討し出荷形態に合わせたABCゾーン方式に整え、運搬にはコンベアシステムも取り入れました。これにより、ピッカーの歩行距離が短縮され、より効率的に作業を進める事ができるようになりました。音声認識システムによるハンズフリーでの作業・ロケーションのABCゾーン方式・コンベアシステムといったこれらの交互作用から、ピッキング作業時間は従来と比較して30%以上も削減することができました。


“見える化” 管理の実現で更なる改善活動拡大へ

音声認識システムにより現場作業データがリアルタイムに入手可能な環境が出来上がったことで、“見える化” 管理ができるようになったことも大きなポイントです。チームごとの作業進捗がモニタを通して見えるため、全体を把握して、作業要員の配置調整を行うことで出荷の遅れをなくすことは勿論、無駄な作業時間の削減にも効果を発揮し、人件費の削減にも寄与しています。
また“見える化” により、作業者毎の生産管理や、物流コスト管理もできる環境が整いました。特に物流コストデータは、改善活動に使うことは勿論ですが、重要な物流戦略策定のデータとして会社経営へ情報提供するなど、従来考えられなかった領域の開拓ができるものと確信しています。

将来の展望

更なる現場力を付けて次の展開へ

物流市場ではSCM対応が求められており、店別梱包サービスなどのきめの細かい運用力により、他社との競争に勝てる実力をつけていくことが必要となっています。その中で音声認識システムは非常に有効であると考えています。現在は出荷先を絞って運用しておりますが、今後のさらなる効果を確認の上、全方位の販売を支援する方向で導入を検討しています。また、その他の物流システムとも合わせて現体制で経営にどのくらい貢献できるのかを見極め、次のステップの計画を立ち上げていきたいと考えています。
また、お客様に対しても単に要請を受けて物流サービスを提供していくのではなく、こちら側から改善のソリューションを発信できるような関係を築き、より付加価値の高い物流サービスを提供していきたいと考えています。

ページトップへ

お問い合せ・資料請求

和平フレイズの導入事例についてのお問い合せ・資料請求はこちら

  • 資料請求・お問い合わせ
  • お電話でのお問い合わせ 047-422-1291
  • 受付時間:月~金曜日(祝日・弊社休業日は除く) 9:00~17:30

関連する導入事例

業種で探す:

取扱商品で探す:

課題で探す:

⇒導入事例一覧

関連製品・サービス

ショールームのご案内ショールームのご案内

最新の商品をショールームで体験